私権を制限するものとは?

2014.2.12|未分類

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権利があれば、その権利を無制限に主張してよいのでしょうか。

 
そうではありません、我が国の法律学では、権利を制限するものがあるとされてい

 

ます。

 
憲法で規定されているとおり、権利は、公共の福祉福祉により制限されます。

 
今回は、私権を制限するものについて述べてみます。おもに民法等により規定さ

 

れている権利が制限される場合になります。

 
第一に、信義則により権利が制限される場合があります。

 
信義則とは、相手方の信頼を裏切らないようにお互いが行動すべきであるとする

 

原則である。

 
信義則に反する場合は、たとえ権利があっても請求することができなくなる場合が

 

あります。

 

 

第二に、権利乱用の禁止となる場合です。
たとえ権利があっても、その権利の行使が、権利乱用となる場合は、その権利行使が制限されます。
裁判例では、宇奈月温泉事件という有名な事件があります。
温泉を引くために地下に導管を通す必要があったときに、その地上の土地を所有し、所有権に基づき
この導管を通すことを認めないことは、権利乱用となり、認めなかった事件です。
通常、所有権は、地上や地価のすべての範囲に及ぶのが原則となりますが、この所有権を主張し
温泉の導管を引くのを認めないのは、権利乱用となる場合があるということです。